トンデモ

「白砂糖は危険な魔薬?」トンデモ食育の罠

(この記事は2008年11月に今は無き旧ブログどらねこ日誌に掲載したものを元に新規に書き起こしたものです) ■砂糖の食べ過ぎやめさせたいけど 砂糖は甘くて美味しいですよね。ですけれど、食べたあとに口をゆすがなかったり、そればっかり食べれば虫歯になる…

「ニワトリって錬金術師なの?」とある医師の元素転換

布施純郎さんという医師の方がツイッターで発言した内容が最近よくTLに流れてくる。 天然のビタミンCと合成のアスコルビン酸は全く別であるとか、グルタミン酸ナトリウムは甘みを呈する物質であるなど色々と興味深い内容の発言が多い。■微生物で元素転換? …

カット野菜は便利だけどダメなの?と葛藤しなくてよいワケ

※8月15日16:15追記。栄養素が残る事を客観的に示していないと、ツイッターなどで意見がみられましたので、気になる方は追加したこの脚注*1を参照して下さい。 「It Mama」というウェブサイトに掲載されている 「野菜不足を感じても「カット野菜」だけはやめ…

米飯至上主義の食育アドバイザーを信頼する新市長に心配すること

先日の香川県丸亀市長選の結果、梶正治という方が新市長に当選なさったそうです。この方自身については詳しく存じ上げないのですが、この方が考える教育論には、大塚貢さんという方の影響が大きいようなのでちょこっと気になりまして旧ブログどらねこ日誌の…

きのこでうつ

(この記事はどらねこ日誌2009年4月25日掲載分に加筆・修正したものです) ■どらねこの野望 Doubletのちょっとピンボケという、知的好奇心を満たしてくれる素晴らしいブログ*1に、『バナナで釘を打つのに最適な温度』という記事があります。昔懐かしモービル…

マクガバンレポートと今村光一さん そしてその後

(この記事は以前運営していたブログどらねこ日誌に2009年08月04日掲載したものを大幅に加筆・修正したものです) ■マクガバンレポートの名を借りた代替療法推奨本 マクロビオティック関連本や一部の食育関連書式には、昔ながらの日本食がアメリカで推奨され…

『TOSS・食育』でもお奨め!大沢博さんの著作を読んでみる

(この記事はどらねこ日誌2008年12月14日掲載分に加筆・修正したものです) 「砂糖って白い麻薬なのよねぇ」 「低血糖症の原因らしいのよ、低血糖症になるとキレやすくなるんだって」 マクロビオティック愛好者の間ではよく砂糖の有害性について話題になりま…

腸が長いのは気のせいです

(この記事はどらねこ日誌に2009年04月15日掲載したものを加筆修正したものです) ■気になるTOSS食育 「水からの伝言」、「EM菌」、「親学」などなど根拠の怪しい話を教育の現場に持ち込む事でどらねこが注目をしているTOSSの教育案ですが、「食育」カテゴリ…

朝の生ジュースは健康に良いって本当?

朝の情報番組にて朝の生ジュースを好意的に紹介しているのをどらねこは目にしました。番組ではカロリー制限なりダイエット効果が抜群、食物繊維を十分に摂れ、栄養素も十分に入っていて、忙しい朝にぴったりという事でその魅力とレシピなどを紹介しておりま…

宇宙酵母アンパンマン!

こちらのURLに掲載されている某菓子パン系ヒーローへの疑問を題材とした漫画がツイッターやはてブで評判のようです。 http://macchiro.tumblr.com/ とても面白い!面白いのですが、どらねこはこの設定に対して大きな違和感を持ってしまい、ブックマークはせ…

モフリークス2012

モフリークスは特命投降者による気密情報をニュース型式で後悔するウェッブサイトです。本日も獄状の気密情報を2本ほど用意いたしましたのでたっぷりと御胆嚢*1くださいませ。 ■安全な生レバーに光明 料理店で提供されたユッケによる腸管出血性大腸菌食中毒…

併用注意?モフモフ療法

※注意※この記事実在のモフモフとは何にも関係がございません。そのことを理解した方のみ閲覧お願いします。 ■学術大会 日本モフモフ療法学会公式ブログ「とらねこ日誌」では、モフモフ療法学会の活動報告を不定期に行っております。今回は、平成23年度日本モ…

「変な給食」の変なところ(追記あり)

■びっくり給食が紹介されてた ツイッターで紹介されていたニュースポストセブンと謂うサイトをちょっと覗いてみてびっくりしました。 主食がパンでおかずがキムチチャーハンという前衛的給食紹介 http://www.news-postseven.com/archives/20120124_82266.htm…

いまさらバナナ

とらねこ日誌に検索ワード「バナナ」で来てくれる方がいらっしゃるのですが、それは昨年「バナナとカリウム」と謂うタイトルで記事を書いたからでしょう。実はどらねこはあんまりバナナを好まなくて、年間に数本を食べる程度なのでバナナと謂う単語を見ても…

本当は・・・

日本に初めてイエネコがやってきたのは奈良時代と考えられているようで、仏教の伝来とともに訪れたと謂う話が有力視されているそうです。その理由は大切な経典をネズミから守る為であったと書かれているのですが、本当にそうなのでしょうか。 子供:ねーねー…

【新春特別企画】みつどら激動の2011年を語る

マイナー出版社のヤリテ偏執者K*1が今年もみつどん、どらねこ両氏にインタビューを敢行。激動の一年を二人に振り返ってもらいます。この記事は落伍社のご厚意により雑誌『季刊ホノメカス*2新春特別号』より転載したものです。 ■両雄2011年を振り返る ヤリテ…

あきらかがあきらかかはつまびらかではない

※ネタ記事です。何か主張するつもりもありませんのでそのあたりもどうぞご了承下さいませ。■この名前は読めないよ 近頃のわかいもんはぁ〜、では無いけれど、ウチのどら息子の同級生には漢字を見るだけではその名前の読みを正解できないような読ませ方をして…

モフモフ療法ボツネタ掲載(内輪ネタ)

早いもので、モフモフ療法の記事を書いてから1年が過ぎようとしています。根拠のない代替療法、食事療法を批判する動きもあるが、震災以後は人々の不安を追い風に根拠無き言説は大きく広がろうとしているように見える。 それ以前は小さな動きではあったもの…

食品と酵素

■健康冊子再び (おまけ2追加バージョン) とらねこ日誌では、グルコサミンのオジサマの手足が揃っている写真を掲載している楽しい健康冊子を以前紹介致しました。それ以来どらねこはその健康冊子のファンになってしまいました。今回*1はどんな楽しい記事が…

よくある風景

近所の本屋にて・・・

第モフ回日本モフモフ療法学会記念大会

※このエントリに書かれている事は全てフィクションです。実在のモフモフとはなんら関係がございません。 去るモフ月モフ日、日本モフモフ療法学会学術大会が開催されました。今回は記念大会という事で、モフモフ療法界の伝説とも呼ばれる方を招くなど豪華な…

無知と勘違いから生まれた?マクロビオティック【桜沢如一の世界その3】

マクロビ批判もだいたいやり尽くした感じがありますので、ついに本丸の桜沢著作に踏み込んだのですが、キチンと言及すればマニアックになり過ぎちゃうんですよね。まぁ、良いかの開き直りの気持ちを持ちつつ早速、前回の続きといきます。■野生動物は病気にな…

トンデモ化学方程式の謎【桜沢如一の世界その1】

このシリーズではマクロビオティックの創始者桜沢如一の著作を参考に、彼の思想やその考え方の問題点を指摘していこうと思っております。ゆっくりペースで進めていく予定ですが最後(までたどり着けるかも不明だけど)までお付き合いして頂ければ嬉しいです…

報われたいのは自分だった

黒猫亭さんへの応答兼私的メモです。ちょっと諄いところがあるのは、自分への言い聞かせだったりするからです。以前、むくわれたいきもちという記事を書きました。エントリでは、善意は形になって現れて欲しいという願いは必ずしも報われるとは限らないよ、…

ネコ揉み療法のオカシサに気がついて!

<注意>このエントリはフィクションであり、登場する病名や固有名詞等は架空のものです。実際の人物及び団体等と直接の関係*1はございません。 ネコ揉み療法とは 『キセキがおこるネコ揉み療法』のキャッチフレーズで知られる代替療法である。 施術は厳しい…

ウソをつく道具:その3

あまり面白くないかも知れませんが、第3回です。今回はもう少し日本人論関係の話をしたあと、どらねこのモヤモヤを書いてみようと思います。■集団主義の日本人、その成立と錯覚 ヒトの行動は思ったよりも状況に大きく影響を受けるようだと謂うことが、アッシ…

妊娠前に読んでいいもの・わるいもの

【妊娠中に食べていいもの・わるいもの】 これは、 ツイッターでToteknonさんから紹介された、有名どころのポータルサイトが提供している妊産婦への情報紹介ページです。 さて、どんなものかな・・・と開いてびっくり!厚生労働省が平成18年に策定した『妊産…

病は食から−食養と謂う名の病?−

『病は食から』 沼田勇著 農山漁村文化協会(1978) この本からは、マクロビとホメオパシーの類似点を述べるにあたってステロイド忌避などの深刻な事態を招きかねない主張を食養の指導的立場の人が行っている事を紹介させて貰いました。参考にした以外にも色…

モフモフ療法の陰謀

※この記事は冗談記事です。そのような種類の話題が苦手な方はお読みにならない事をお勧めします※モフモフ療法という名の代替療法をご存じでしょうか?とらねこ日誌の数少ない愛読者の方々には今更なお話ですが、心の安寧をもたらすと評判の最近注目され始め…

ぶうめらん

※このエントリはフィクションです。実際の人物や団体等とは直接の関係は御座いません。 『Wikiwiki百牙』というWeb上の「百科事典」をご存知でしょうか。これを利用するモフモフ愛好家は多いと思います。 私もその一人です。 使う理由は、無料で、普通の百科…