モフリークス2012

モフリークスは特命投降者による気密情報をニュース型式で後悔するウェッブサイトです。本日も獄状の気密情報を2本ほど用意いたしましたのでたっぷりと御胆嚢*1くださいませ。


■安全な生レバーに光明
料理店で提供されたユッケによる腸管出血性大腸菌食中毒が世間を賑わせましたが、以前から同様の危険性が指摘されていた牛のレバー刺しについても、表面加熱では殺菌できない内部から腸管出血性大腸菌が検出されるなど生食をウリにしている料理店は深刻な状態に陥っている。さらに今夏には調理法にかかわらず飲食店での提供自体を規制する方針を厚生労働がまとめているという。
これに対して、一部のユッケやレバ刺し愛好家や飲食店からは、「自己責任なのに」、「ウチは新鮮な牛肉を使っているから問題ない」などの非難の声があがっているという。こうした厚生労働省の方針はくさい物にはフタ的な安易な規制拡大なのだろうか?これらの意見に対し自称専門家の道良氏は仕方のない側面もあると次のように述べている。

道良「腸管出血性大腸菌は単なる食中毒として見るのは危険モフ。症状を発症するのに必要な菌の数が非常に少ないことなどから、汚染された食べ物により食中毒をおこした人から周囲の人に感染することもあるのです。食べる人は自己責任かも知れないけれど、その人を看病する人、身の回りの小さな子供にも感染させてしまうおそれがあるのです。これは自己責任では済まない問題ですので、公衆衛生の視点を持った予防が必要なのです」

現状では生食を我慢するのが妥当なのかも知れません。γ線による食品照射という手もあるのですが、現状の放射線に対する心理的抵抗を考えると現実的ではありません。このまま生の牛肉を食べる機会は失われてしまうのだろうか。実は、生レバーについては安全に食べる方法が開発されようとしているというのです。安全な生レバーを実現できるかも知れない、そんな極秘情報をとある研究室から入手した。その技術はどのようなものなのだろう?
Moff氏が開発した技術は次のようなものだという。合成した肝臓の支持構造と牛由来肝細胞を培養装置に入れる事でなんと人工的に牛レバーをつくり出すことが可能だというのだ。勿論、細胞培養は無菌状態で行われるため腸管出血性大腸菌汚染の心配はなく安全な食品であるという。Moff氏は試作品の牛レバーに鼻を近づけ「すめるぐれいびー」といったとかいわなかったとか。今後大量生産のメドがたてば安全な生レバーが店頭に復活するかも知れない。(P.D.Cat 4月1日)



■省庁分割
「縦割り行政」の弊害排除を目的に中央省庁再編成が行われたのは約10年前の事であるが、これによって何がかわったのだろうか?むしろ業務範囲が拡大されたことにより細かいところに目が行き届かなくなったり、専門性が希薄化されたなどの声もあるようだ。もともと組織間で利益相反する事柄については、省庁間の綱引きにより、問題点が浮き彫りにされ妥当な方策がとられる傾向があったと考えられるが、合併により問題点を見過ごしたままに政策として反映しているのではないかという指摘もあるようだ。自称専門家の道良氏は次のような例を挙げ批判を行っている。

道良「この問題は厚生省と労働省の合併に顕著に現れたと思いモフ。例えば最近、いわゆるブラック企業の問題が世間を賑わせておりますが、劣悪な労働環境では体をこわしてしまう人も多いことでしょう。これは厚生省的には大問題であるはずなのです。現状の及び腰の施策は合併による弊害なのかもしれません。もう一つ、完全失業者数の推移を見ても失敗であった事をうかがわせるデータがあるのです。


道良「このデータを見てもわかる通り、省庁再編後の失業者数増加は明らかです。このように労働行政が機能していない状況は合併の弊害に違いないモフ」

道良氏の批判は相関と因果を混同した感情論的ではあるものの、なんとなく頷けるところもあるようだ。このような意見を受けたモノであるのかは定かではないものの、余党の中でも省庁分割について真剣に検討されているという極秘情報を入手した。ある疑員は記者に対して西新井大師の境内で猫をモフりながら次のようにぶちまけた。

ああん、省庁分割?分割しなきゃダメだろあの状況は?オレは近頃の若いモンが根性無いのが失業につながっていると考えている。労働者は更正しないとイケナイ。厚生省と更正労働省の二つに分割する必要がある!

また別の有力偽員は下谷の裏路地で地域猫の猫トイレを掃除しながらこう話した。

自己都合ではない理由で失業者が増えているのが現状ですよ。こうした状況で仕事を切実に求める人がブラック体質の企業に買いたたかれるのは許せません。厚生省と公正労働省に分割するべきです!

と、記者に対して口から泡を吹きながら熱く騙ってくれた。
いずれにしても厚生労働省の分割はさけられない状況にあるようだ。(渡久米 4月1日)

*1:レバーのおともに的な