食育とか

すごいぞ!やさいーズ

すごいぞ!やさいーズ 子どもと野菜をなかよしにする図鑑 (Orange page mook) [ KAMAKIRI ]ジャンル: 本・雑誌・コミック > 絵本・児童書・図鑑 > その他ショップ: 楽天ブックス価格: 1,458円 どうも久しぶりです、どらねこです。 最近は管理栄養士成田崇…

食育はだれのため?

『管理栄養士パパの親子の食育BOOK』も発売から3週間、読んでくださった方からは概ね高評価をいただいており、嬉しいかぎりです。子育て中の親御さんに役立つ本、というコンセプトで書いておりますので、ニセ栄養学的なものや食育の問題点を追求するような内…

アンチ食育管理栄養士が食育本を書きました。

■管理栄養士パパの親子食育BOOK 本を書きました。2015年7月25日が発売予定日です。 http://www.amazon.co.jp/dp/4895958825ニセ栄養学を批判するような本ではなくて、親子向けの実用的な栄養と食事の本なのですが、ちょっとした応用行動分析の手法を採り入れ…

和食(?)の持続可能性

今回は雑談レベルで、最近考えている事を気分に任せて書いてみようと思います。 ■和食は優れている(?) 最近ではユネスコの無形文化遺産に登録されたなんてニュースも聞きましたが、食育では「和食」というものは栄養バランスに優れた健康食であると語られ…

「白砂糖は危険な魔薬?」トンデモ食育の罠

(この記事は2008年11月に今は無き旧ブログどらねこ日誌に掲載したものを元に新規に書き起こしたものです) ■砂糖の食べ過ぎやめさせたいけど 砂糖は甘くて美味しいですよね。ですけれど、食べたあとに口をゆすがなかったり、そればっかり食べれば虫歯になる…

マクロビ授業案

別の案件でTOSSランドの授業案を検索していたのですが、マクロビオティックを題材とした授業案を見つけてしまいました・・・ マクロビオティックの食事は子供に推奨できるものではありませんし、牛乳を忌避する教えなど学校給食の理念と合致しないものを授業…

食育のすすめが勧められないワケ

■本当は危うい(?)食育の推進 食育という言葉をご存じでしょうか? 2005年に食育基本法が成立し、食文化や食生活、食と健康の関連性などについて家庭だけではなく、教育機関や地域とも連携を行い子供達に食教育を推進するという事になりました。これにより…

米飯至上主義の食育アドバイザーを信頼する新市長に心配すること

先日の香川県丸亀市長選の結果、梶正治という方が新市長に当選なさったそうです。この方自身については詳しく存じ上げないのですが、この方が考える教育論には、大塚貢さんという方の影響が大きいようなのでちょこっと気になりまして旧ブログどらねこ日誌の…

朝ごはんの良さをカガクで証明した本は科学的なのか?

(この記事は以前運営していたブログどらねこ日誌に2009年07月01日掲載したものを加筆・修正したものです) 一応、食品生活科学に携わる身のどらねことしては、トンデモ食育が跋扈するの指を咥えてみているわけにはまいりません。確かに朝ごはん運動には懐疑…

『TOSS・食育』でもお奨め!大沢博さんの著作を読んでみる

(この記事はどらねこ日誌2008年12月14日掲載分に加筆・修正したものです) 「砂糖って白い麻薬なのよねぇ」 「低血糖症の原因らしいのよ、低血糖症になるとキレやすくなるんだって」 マクロビオティック愛好者の間ではよく砂糖の有害性について話題になりま…

腸が長いのは気のせいです

(この記事はどらねこ日誌に2009年04月15日掲載したものを加筆修正したものです) ■気になるTOSS食育 「水からの伝言」、「EM菌」、「親学」などなど根拠の怪しい話を教育の現場に持ち込む事でどらねこが注目をしているTOSSの教育案ですが、「食育」カテゴリ…

「変な給食」の変なところ(追記あり)

■びっくり給食が紹介されてた ツイッターで紹介されていたニュースポストセブンと謂うサイトをちょっと覗いてみてびっくりしました。 主食がパンでおかずがキムチチャーハンという前衛的給食紹介 http://www.news-postseven.com/archives/20120124_82266.htm…

産地直売所の活況と不安

どらねこは東北のちょっと田舎(?)に住んでいるのですが、東京に居た時と違って買い物に出るときに車をつかう事がとても多くなりました。車なので荷物が重くなっても大丈夫なため、一回の買い物で買い込む量も多くなったように思います。こちらに来て面白…

小麦戦略でお米が衰退したのか【後編】その2

いよいよ最終回です。前回はキッチンカー事業がある食生活を生みだすきっかけとなったまで書きました。ではその食生活っていったいなんでしょう? 小麦戦略でお米が衰退したのか【前編】 http://d.hatena.ne.jp/doramao/20111122/1321960469 小麦戦略でお米…

小麦戦略でお米が衰退したのか【後編】その1

前回に引き続き、『荻原由紀著、パンとアメリカ小麦戦略「べき論」に惑わされないために』を引用しながら、お米離れとアメリカの農業戦略等の関係などを検証していきたいと思います。前回はパン食が広まったことがお米の消費がへってしまった主な原因である…

多様な食文化を大切にしてる?

※この記事は一見真面目ですがネタです 先日、都道府県を食べ物にしてみるエントリが好評を頂きましたが、地域と食文化の話題には、普段は冷静な論者でも何かヒトコト謂いたくさせるような不思議な力があるようです。 B級グルメや県民性をテーマにした番組が…

小麦戦略でお米が衰退したのか【前編】

荻原由紀著、パンとアメリカ小麦戦略「べき論」に惑わされないために【前編・後編】と謂う専門誌掲載の記事を読みました。これは技術と普及*1と謂う雑誌の2006年10月号から11号にかけて掲載されたものです。 どらねこがどうしてこの記事を読んだのかと謂うと…

夜型生活で食事誘導性熱産生は大きく低下するのか?

DITのお話しの本番は此方です。でも、激しく自己満足で専門的になっていると思います。どうぞご了承下さい。■夜型で太る研究が紹介されていた どらねこがこのお話しに興味を持ったのはヤクルトから発酵じゃなくて、発行されている健康冊子ヘルシスト207号を…

米飯給食とお米の消費

来年の米の生産数量目標について報道されているのを耳にしました。それによると23年産の数量目標は795万トンで、前年度比約2.2%で過去最低なのだそうです。 ちょっと調べたところ*122年産の予測収穫量824万トンを元に消費量と在庫量を勘案し目標量が示され…

食料自給率や輸入食料にオモツタコト:その3

食べきれないほど大量輸入し、その結果大量廃棄が起こり、それが食料自給率を低下させる大きな要因であると謂う論に対して、それは謂い過ぎですよという事を前回のエントリで述べました。では、実際の食品廃棄はどのようになっているのでしょう。食品廃棄の…

食料自給率や輸入食料にヲモツタコトその2

前回は、自給率向上には貧困対策が大切なのでは?という主張をしました。選びたくても国産を選ぶ余裕がないという事も食料自給率を抑えてしまう理由なのじゃあないかと思ったわけですね。 ところで、食料自給率は上げなければいけないモノなのでしょうか?農…

食料自給率や輸入食料にヲモツタコト:その1

最近、『食料自給率アップを目指そう!』という標語を良く目にするようになりました。つい先日も、おいしい国産農産物を食べて食料自給率アップ、とか地産地消・食育の推進で農業に活力を、という広報紙を読みました。このような自給率向上を目指した活動は…

朝ごはんは○○に良い?−朝ごはんシリーズまとめ−

食育の名を借りて、御飯食推奨運動が行われております。 ただ単に御飯は美味しいから食べましょうね、比較的安価でアミノ酸バランスもそれなりの優れた主食ですから、利用しない手はないですよ?というようなアピールだったら特に問題を感じません。朝食を食…

文化よりも優先されるものがあると思う

ECO JAPNA というサイトに掲載されていた6月18日の記事、いつまで続く「魚食民族日本人」という記事を読みました。 昨年、農林中央金庫が30代主婦に行ったアンケートでは、70%の主婦が「自分で魚をおろすことはない」と答え、その理由として「おろし方がわ…

明石要一氏の名前に反応した理由

外で友達と遊ぶ子ほど「高学歴・高収入に」 独法調査 これはasahi.comのページに掲載された記事のタイトルである。あまりにアレなタイトルのお陰か、200を超えるブックマークを集めていました。 記事には元となった調査研究のリンクは示されていませんが、ど…

給食とか自給率とか農業とか

学校給食関連の調査結果が文部科学省のサイトに載っていたので読んでみた。 どうでも良いような感想から、個人的に気になったこと迄いろんな感情が渦巻いてきた。給食や食育、そこから農業まで放言をだらだらと書き連ねるエントリにしようと思う。(無計画)…