ニセ科学

「各分野の専門家が伝える 子どもを守るために知っておきたいこと」

どらも執筆に参加した本が7月25日に発売となります。 https://www.amazon.co.jp/gp/product/4895958981こんな豪華な名前にどらが混じっていていいの?なんて気持ちにもなりますが、編集の方がいいのだとおっしゃってくれたのでどうどうと紹介いたします。 校…

スクリーニング

この記事は旧ブログどらねこ日誌に2009年4月28日掲載した記事を体裁を整えほぼそのまま転載したものです。 最近さっぱり更新していないくせになぜ今頃?と疑問に思われそうですが、言及先の人が最近牛乳有害論の本を出したそうなので、こういう人ですよと紹…

「ニセ医学に騙されないために」を読みました(書評の名を借りたリンク集)

メタモル出版刊行本書評シリーズの最後は予想通りだと思いますがNATROM本です。 小児科医ママの「育児の不安」解決BOOK http://d.hatena.ne.jp/doramao/20140608/1402205507 産婦人科医ママの妊娠・出産パーフェクトBOOK http://d.hatena.ne.jp/doramao/2014…

おかしな酵素サプリメント

個人的にもうんざりですが、また酵素のデタラメ話の件です。 ■でたらめロジック? 先日、ドラッグストアーで買い物をしていて気になったのですが、酵素を名前に冠した食品がやたらとプッシュされていたりました。販促ビデオを流して、目立つような手がきポッ…

謎解き超科学が発売されました

ついに「謎解き超科学」が発売となりました。どらねこも道良寧子(みちよし ねこ)として、どんな反響があるかしらとドキドキしております。24日の夜現在、都内の大型書店を除くと入手しにくい状況(ネット書店も)にあるようですが、問い合わせをして頂けれ…

ニセ科学を検証する一冊「謎解き 超科学」が発売されます

彩図社から、『謎解き 超科学』という本が10月25日頃発売されます。 価格は1400円+税で、全国書店及び一部コンビニエンスストアでも販売されます。 こちらの表紙を目印に、見かけたら是非手にとってやって下さい。 ■どうしてどらが宣伝? ニセ科学問題を憂う…

これって危険?それとも買っても大丈夫?(対策編)

「これは買ってもいい、これは買っちゃダメ」というような本が相変わらず人気があるという。こうした安易なより分けが受け入れられるような素地などについて、前回エントリでは考えてみましたが、今回はじゃあどうすれば良いのだろう、という具体的な対策を…

身土不二と健康問題

(この記事はどらねこ日誌2009年3月18日掲載分に加筆・修正したものです)身土不二の原則を守れば本当に健康で病気知らずの生活を送れるのでしょうか?栄養学的視点を中心に考えてみたいと思います。生まれた土地で生産された穀物、野菜さえ食べていれば健康…

みずまし

小ネタです。 ちょっとお仕事関連で酵素栄養学などを調べたりしていまして、参考資料として酵素栄養学のパイオニア(?)と呼ばれる、エドワード・ハウエルの「ENZYME NUTRITION」の原著を買ったり、訳本や関連図書などを眺めています。 そこで、ちょっと気…

どらねこカフェやります

11月18日、東京三ノ輪にて第二回目のどらねこカフェ(えるかふぇ主催としては初めて)を開催します。 「最近はやりの○○、すごくいいと聞いたのだけど、実際はどうなの?」 という疑問から 酵素が体に良いらしいけど、栄養学的にも正しいの? という、気にな…

酵素栄養学ってどこまで正しいの?

PRESIDENT 2012年3月19日号 プレジデント社特別広告企画・特集の 「“酵素の有効活用”で免疫力を高める」という記事を読みました。この記事は、酵素栄養学関連の書籍をいくつも書いている鶴見医師に酵素栄養学について教えて貰う、という形式で書かれておりま…

マクロビは「優しい」疑似科学か?

バッタもん日記というブログの「科学は疑似科学に勝てません」 http://d.hatena.ne.jp/locust0138/20120819/1345381265 という記事を読んで、マクロビオティックへの言及について気になった部分がありましたので自分の考えを述べてみようと思いました。 ■疑…

アクアマリンふくしまの復興日記終了の記事は多くの方に読んでもらいたい

「アクアマリンふくしまの復興日記」 というブログの「復興ブログの終了について 」 http://blogs.yahoo.co.jp/fukushimaaqua/9326268.html という記事を読みました。震災による被害から昨年7月15日に再オープンにまでこぎつけた「アクアマリンふくしま」…

バナナと音楽

先日の東京マラソンは大変面白いレースでした。藤原新選手が東京のコースを走る姿を見ると、彼が拓殖大学時代に箱根駅伝一区を走る姿を思い出します。いやぁ、としとったなどらねこ、と。そんな競技的な興味で東京マラソンを楽しんだのですが、市民レースと…

もうダマされない為の読書術講義(?):その6

前回に引き続き、もうダマ4章を読み解いていきます。今回は何かと話題になっている欠如モデルにも言及します。 ・・・これまでの遣り取り・・・ もうダマされない為の読書術講義(?):その1 http://d.hatena.ne.jp/doramao/20111016/1318728079 もうダマ…

もうダマされない為の読書術講義(?):その5

もう忘れてしまった人も居るかも知れませんが、ようやく再開です。 ・・・これまでの遣り取り・・・ もうダマされない為の読書術講義(?):その1 http://d.hatena.ne.jp/doramao/20111016/1318728079 もうダマされない為の読書術講義(?):その2 http:…

欠如モデル関連とニセ科学親和性と予告編

自称ニセ科学批判批判者であるどらねこですが、非常に参考になりそうな記事がありましたので、紹介をしておこうと思います。この記事はちょっとめんどくさい話ですので、おもしろ知識を期待している方には不向きな内容となっておりますので、どうぞご了承下…

もうダマされない為の読書術講義(?):その3

『もうダマされないための「科学」講義』書評シリーズ三回目です。今回は2章について、黒猫亭、みつどん、どらねこの3人が激論(?)を闘わせます。 ・・・これまでの遣り取り・・・ もうダマされない為の読書術講義(?):その1 http://d.hatena.ne.jp/do…

もうダマされない為の読書術講義(?):その2

前振りだけで終わってしまった前回の続きです。 もうダマされない為の読書術講義(?):その1 http://d.hatena.ne.jp/doramao/20111016/1318728079 みつどん:さて、軽くおやつも食べたし事だし、本題に入りましょうか。どらねこ:一応、第1章から順繰り…

もうダマされない為の読書術講義(?):その1

このエントリは座談会の形式で以下の本についての書評をシリーズ物としてアップしていくものです。どうぞ宜しくお願いします。 光文社新書:『もうダマされないための「科学」講義』菊池誠 松永和紀 伊勢田哲治 平川秀幸 飯田泰之+SYNODOS/編 http://www.kob…

管理栄養士のおかしな主張:その2

「食べながらやせられる方法」を説き、女性誌などでひっぱりだこであるという、管理栄養士の伊達友美さん。前回の記事では、大手新聞の健康サイトに掲載するにはその主張はちょっと問題があるのでは、という趣旨で批判を行いました。普段の活動はどんなもの…

管理栄養士のおかしな主張:その1

読売新聞の医療・介護・健康情報サイト『yomiDr.(ヨミドクター)』に次のような記事が掲載されておりました。http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=43990 (3)48時間内に食事調整 飲み過ぎ、食べ過ぎの後、気になるのはおなかの出っ張り。どう…

サイエンスコミュニケーションで自分なりに考えていること

dlitさんの【メモ:サイエンスコミュニケーションと科学者/研究者/専門家に何を求めるか問題】に触発され、どらねこは以前【サイコミ関連メモ】という記事を書きました。その中で一応の結論として、私たちのとるべき態度は次のようなものであるのが望ましい…

無用の問答最終回:個と公衆と代替療法

無用の問答(その1) http://d.hatena.ne.jp/doramao/20110227/1298790723 無用の問答(その2):八方美人かダブスタか http://d.hatena.ne.jp/doramao/20110424/1303632702 無用の問答(その3):がんといのちと代替療法 http://d.hatena.ne.jp/doramao/…

マクロビ食は有効な放射線対策ではない

福島の原子力発電所が注目されております。放射性物質が放出され、原子力発電所周囲では長時間曝露した場合に将来健康に何らかの影響がでる事が否定できない強さの放射線量を記録したからです。健康への影響が懸念されないレベルでは比較的広範囲で確認され…

無用の問答(その1)

五木寛之・帯津良一著 平凡社刊【健康問答−本当のところはどうなのか?本音で語る現代の「養生訓」。−】という本を読んだ。著者の一人、五木寛之氏については多数のベストセラーを持つ著名な作家さんと謂う認識であるのだけど、よいのかな?どらねこは氏の文…

美味しんぼと成分表

どらねこは騙されやすい純真なネコである。そんなどらねこは小学生から二十歳くらいまで美味しんぼというマンガを愛読していた。勿論、美味しんぼに書いてあることは本当だと思っていた。 今日採り上げるのは、小学館刊行の美味しんぼ22巻に収録されている『…

報われたいのは自分だった

黒猫亭さんへの応答兼私的メモです。ちょっと諄いところがあるのは、自分への言い聞かせだったりするからです。以前、むくわれたいきもちという記事を書きました。エントリでは、善意は形になって現れて欲しいという願いは必ずしも報われるとは限らないよ、…

玄米菜食と助産院その結びつきは?

マクロビとホメオパシー−共通点や類似点−の『出産育児の現場、主に助産院で用いられている』項目の記事です。■どうして助産院と親和性が高いの? ホメオパシーと助産師の親和性は以前から指摘されて来ました。それは、日本助産師会が『助産業務に用い無いよ…

キミの無理解がボクのメシの種

どらねこ家は生協の生活クラブに入っていて、たま〜に注文をすることがあります。ちょっと気の利いた食材はなかなか手に入らなかったりするので、主にそういった商品を購入するのに利用してます。 ある日どらねこがテーブルの上においてあった生協のチラシを…