信頼できる情報を

昨日の地震により、先ほどまで電力が途絶えていた状態でした。職場での対応を行い、少し落ち着いた時間をとることがようやくできました。
地震後しばらくの間、ネットへのアクセスが出来ない状態であったことから、ツイッターなど様々なメディアで心配を頂き大変嬉しく涙がこぼれそうになりました。有り難うございます。
私の住んでいる県では全域で丸一日電力供給が滞り、水道、ガスも停止している地域もありました。ようやくテレビがつき、映像で深刻な被害に遭われた地域の皆様の様子をまのあたりにし、言葉にならない呻きが漏れてしまいました。
たいした被害のない当地域にも拘わらず、余所からの情報はなく、真っ暗な中夜を明かす事に大きな不安がありました。
夜中、何やらすすり泣く声が聞こえたので、息子がぐずっているのかと思いましたら、妻が嗚咽を漏らしておりました。これからの不安や太平洋側に住む知人の安否を気にしてのものでした。家を離れ、避難場所で夜を明かす方達の不安はどれ程の物なのでしょう?想像力の貧困な私には見当がつきません。

■錯綜する情報
原子力発電所の問題をはじめ、専門家では無い方が理解をする事が難しい情報があります。専門家が語る話がそのまま伝わらない事があります。必要以上に不安を抱かせる虞のある情報もあります。言葉が適切ではない可能性がありますが、自分がそのことに対して何らかの貢献が出来る状況でないのなら、不確かな情報を周りに伝えたり不安を与えような振る舞いはしない方が良いと考えます。
また、援助についても適切な方法の援助が為されたらいいなぁ、と思います。
細かいところまで行き届かないという懸念はありますが、援助については公的な機関をとおして為されて欲しいと思います。医療についても同様に思います。
心のケアなども押しつけなども良くないと思います。そんなのがもしあるとすればやめて欲しいと思います。無いとは思いますが、ホメオパシー団体がPTSD予防の為に・・・と謂う見解をウェブ上に載せているhttp://jphma.org/gienkatsudo/20110311_miyagi.htmlのをみてそう思いました。レメディに効果があると思っているヒトを糾弾するつもりはありませんが、貴方が信じているからといって、善意でも周りの人には勧めないで欲しいのです。責任を持てないのであればそのような事はやめて欲しいです。お願いします。
被災者に対してマイクを突きつけるのもやめて欲しいと個人的に思います。避難所内では呼びかけて手を挙げたヒトにだけインタビューするようにして欲しいな、と思います。協力的な態度をとらなくても不利益は無いですよ、と示して欲しいです。
最後にもう一つ、被災が深刻では無い地域でも体に何らかの不自由がある人にとっては深刻な被災である場合も考えられます。周囲に心当たりがあるのでしたら、少しだけ気にかけて欲しいな、そう思います。


まだまだ書きたい事はありますが終わりにします。
被害がこれ以上広がらない為にも、公的な情報に沿って冷静に行動して頂きたいと思います。