2014年、新年の願望

どうも、今頃ですがあけましておめでとうございます。
今年はさらにマイペースでやっていこうと思っておりますが、本年もどうぞよろしくお願いします。


■新春からいらいら
昨年も色々とあったけど、新しい年を迎えたことだしスッキリした気持ちでお正月を過ごしたいなぁ、なんて思いながら家族でテレビなど眺めていたわけなのですが、さっそく嫌な気分を味わってしまいました。
今に始まったことじゃあないのですが、いわゆる健康食品の効果をほのめかす系のCMです。あ〜、今年もこんなのが流され続けるのね、と思うと気が重くなります。早いところこんなヤリ口は無くなって欲しいものです。
というわけで、今年はこうなって欲しいなぁというどらねこの願望を幾つか書いてみたいと思います。
2014年はこんな一年になるといいな・・・


■体験談で塗り固められた健康食品に厳しい目が向けられますように
効果が実証されていなかったり、そもそも食べても意味の無いようなものに効果をほのめかすようなCMとかなくなって欲しいですねぇ。特に○○酵素を食べてスリムな身体に!みたいなヤツとか。
あと、グルコサミンが健康に良い事前提みたいな構成の宣伝にも厳しい目が向けられて欲しいです。どうみても効果があるといっているようにしか見えない内容なのに、「個人の体験です」とちっちゃな字で但し書きされてればOKみたいなのも勘弁です。こういうのはハッキリいって卑怯ですよ、ハイ。


■ワクチン有害論こそ有害だと認識されますように
ワクチンに限らずなのですが、砂糖有害論、牛乳有害論含めて、自分たちの使い方次第ではとても有用なものに対して、それ自体の存在が「悪」であるかのような不当なレッテル貼りがなくなるといいなぁ。自称医療ジャーナリストによって、事実のように広められるのとかは勘弁して欲しいですね。

一応参考
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000032bk8-att/2r98520000032bs2.pdf
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000008f2q.html#shingi127715



■貧困問題における自己責任論が幅をきかせませんように
貧しい、苦しいのは本人が頑張らないからだ、みたいな意見が幅をきかせているのを見ているとつらいです。そもそもわたしたちはスタート地点からして平等じゃないんですよ。


■教育にトンデモが入り込むのを防げますように
EMとか江戸しぐさとか和食至上主義とか


■被災地で善意が暴走しませんように
除洗には○○が良いよ、という感じで効果が実証されていないものを善意だから良いだろうと押しつけるようなものもそうですし、汚染された食品を食べている福島の人がデトックスできる○○を配る、というような風評被害を後押しするような善意も困りものです。善意だからこそ、援助内容の効果検証は大事になります。


性教育バッシングこそ退場しますように
わたしたちの多くに付属しているものを猥褻であるとか、名前の呼び方にもいちゃもんをつけるというのは誰のためのものなの?
大切な営みであり、恥ずかしいものなんかじゃありません。汚い物、恥ずかしい物であるというレッテルを貼り、腫れ物を扱うように接することで、必要な知識を身につけないままに不幸な事態に陥ってしまう子供を増やしてしまうことが懸念されます。
性感染症や、若年妊娠、不妊の問題、妊娠期の健康などなど、知っておく必要がある大切な問題を扱えるのが性教育です。大切な事を子供に教えるのは大人の役割でしょう。


ニセ科学、政治の問題まだまだあるけど
こうなって欲しいなぁという問題はいっぱいあるけど、その多くはジレンマ問題で簡単には解決できないですよね。ですが、そこであきらめてしまっては複雑な糸はますます絡まってしまうと思います。
どらねこにどれだけの事ができるかはわかりませんが、今回記した願望が少しでも叶えられるようにできる範囲で取り組んで行きたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
皆様の2014年の願いなども聞かせてもらえたら嬉しいです、モフモフ。