子供の頃

自分の子供を見ていて考えることがある。
自分にとって望ましい子供というのが頭の中に出来ている。ほんと知らず知らずのうちに。で、息子達がその望ましい子供の規範から外れるような行動をとったとき、怒りの感情がわき起こってきてしまう。
こうして改めて文章にしてみると、おぞましいのヒトコトだ。子供を尊重したいなんて、公言している癖にその実態はこんなもんじゃないか。
でも、此処で考える。これは子供の頃親に感じていた不満そのものじゃないか?
自分にとって望ましい子供というのは、皆の中で無難に立ち回れるような・・・そうか、自分のような苦労をさせたくないからだったんだね。あ、ウチの母親もそんな願いを持っていたからあんな事をしつこく口にしたんだろうね。
でも、今の自分は全然出来ていないよ、あんなにいっぱい言ってくれたのにね。
子供の頃の自分は何を考えていたのだろう。何が嫌だったのだろう。何をしたかったのだろう。
少しでも思い出したい、修正された記憶じゃなくて。それが今必要な事だと思うから。