あかさん

あかちゃんが大切なのはなんでだろう?無意識にそう思う傾向が元々あるからか?かわいいからだろうか?自分が持つ要素を引き継いでいる存在だから?よくわからない。


自明な事の様でいて、自明じゃない。もしかしたらみんなが大切にしている事が多いから、そう思うのかも知れない。でもそうであるのか無いのかなんて完全に切り分けることは出来ないよね。


どらねこは別に子ども好きではないけれど、自分の赤ちゃんが生まれた時は嬉しかった。なんで嬉しかったんだろう、一つの理由ではない事は間違いない。


自分が楽しい思いが出来るから嬉しい?うん、そうかもしれない。それって自分の為の存在ということ?そうでもないかも知れない。


今まで生きてきて、苦しいこともあるけど楽しいことも有って、今までの経験はとっても愛おしいから。考えて、見て、話して、ソラを見上げて実感する。貴方にもその気持ち味わって貰いたい。


あかちゃんは大切な存在なのは、自分にとってそうだったし、他の方は別な理由かも知れないけど、そう思っている人が多い、それは間違いないだろう。じゃあ、あかちゃんの時だけ大切な存在なの?


大きくなってきても大切だし、想い出を重ねるほど深くなる。でも、重ねすぎると時には崩れてしまう。


大切なあかちゃんはいつから大切じゃ無くなってしまうのだろう。絶対に守らなければいけないかけがえのない命じゃなくなってしまうのはいつからだろう。全ての命はかけがえのない大切なモノ・・・皆が本気で思っているの?本当なの?


他人についてはそう思う人が多いかも、でも自分を大切にしないヒトが居る。大切に思えなくなってしまっているヒトが居る。なんでだろうね。生まれた時あんなに大切に思われていた命なのに。


乳児のビタミンK欠乏症による死亡割合は低かったかも知れない、それでもコストをかけてでも大切な命を確実に守りたい。なぜなら大切な命だから。


ビタミンK欠乏予防の為のシロップ投与に関する話題では多くのヒトが同じ思いを抱いたと思うよ。でも、その時もう少し別の事を考えたのね。そんな風に大切にされた命なのに、自分で大切にしているのかなぁ、てね。


大切にされた赤ちゃんにとって親の命も大切な命、その親の命はその親の親にとって大切な命だった。大切にしていなかったらどう思う?自分だったらちょっと哀しい。


赤ちゃんを大切に思う人はいっぱいいて、大切な命を守りたい人はいっぱいいる。そんなヒト達も素晴らしいと思うし、そんなヒト達の命も大切にしたい。本当はあかちゃんだけでなく、みんなの命も大切なのね。


あ、タバコ吸ってる、それはどんな影響を与える?子どもへの影響は?タバコを吸っていたある人は妊娠初期までタバコを吸っていて、普通に子どもを産んで、普通に暮らしてる。


ある人は同じように生活していて、子どもを産んで、心臓に問題のあることがわかり、一ヶ月後に命を落とした。勿論、タバコの影響かどうか個人の事例について判断することは難しいけど、その人はきっと一生悔やむんだろうね。


別のある人はもう中年だった。毎日沢山タバコを吸って、ある日呼吸器系のがんが有ることが分かって、ある日その命を失った。孫が生まれるちょっと前だったのだって。息子はとても悲しんで、あかちゃんは自分の事を大切にしてくれたであろう人を失った。


大切なあかちゃんやあかちゃんにとって将来大切になるであろう人を失わせてしまう可能性がゴロゴロ転がっている、その全ては勿論防ぐことは出来ないけれど、防ぐことができるモノはいっぱいある。


気がつくことでとても哀しい別れを回避できるかも知れない、ビタミンK問題を憂慮する事ってどんな事だろう。他にも憂慮すべき問題があるかも知れないって事。犠牲がなくちゃ気がつけない、それじゃあダメだと思ったからもうちょっと考えようと思ったのだ。ただそれだけなのだけど、少し泣きたくなってしまう。


おやすみなさい、ありがとう。