醤油をつかう自分

日本人は醤油好き。
美味しんぼにもよく挿入される話題の1つだ。
山岡士郎も、フランス料理の隠し味に醤油をひと垂らしした。
基本が西洋料理のどらねこも例外ではない。コンソメスープに一垂らし、きのこパスタに一垂らし。あれにもこれにも醤油をタラリ。コレって何なの?
今日もやってしまったよ、一垂らし。モヤシのナムルとほうれん草のナムルにタラリとやりそうになったんだ。そこでちょっと思いとどまった。何にでも化学調味料を振りかける習慣に対しお前はどんな態度を示したのだ、忘れたのか!食材の個性を尊重しないそのやり方に異議を唱えたのでは無かったのか。
そして、どらねこは醤油をタラリとやった、もやしのナムルに。
もやしのナムルは涙を流さない。勿論、どらねこには後悔は無い。
「これはナムルではない」誰かが呟いた。
ボクはナムルも好きなんだ、でも醤油が入ったもやしのゴマ和えも好きなんだ。
ボクは両方知っている、でも最近は醤油がいつも入っている。
化学調味料ばかりと謂って笑った自分が情けなくなった。