秋のキノコ調理編
こんばんにゃ!どらねこです。今日は採集編に続いて、調理編をお送りするクマ。
はてな界隈で『きのこと謂えばどらねこ!』を自認しておりましたが、その座をkananakaさんに奪われそうな勢い*1ですにゃ。
■コウタケ豊作今年はキノコの当たり年と皆口をそろえて謂いますが、どらねこの実感も同じです。中でも大好物のコウタケが例年の10倍くらい採れたのは感激モノでした。
とても状態の良いコウタケで、虫も殆どついておりませんでした。綺麗にしたコウタケをスライスして、天日で干します。こうすることで、むせかえるような芳香を引き出す事が出来るんです。
こうして部屋中コウタケの香りに充ち満ちて妻は気持ち悪くなるのでした。喜んでいるのはどらねこばかり・・・。干し終わったコウタケは涎じゅるじゅるのコウタケ御飯に仕立て上げます。詳細はどらねこ日誌の香茸雪辱編を参照のこと。
■サクラシメジの誘惑
サクラシメジはヌメリガサ科の菌で、秋山に大きな菌輪を描く魅惑のキノコです。このキノコは本などでは美味しいキノコとして紹介されており、取引価格もそれなりだったりするので、さぞや良い味をしているのだろうと以前期待して食したことがあるのですが、・・・「にがっ」とイマイチの評価をした記憶があったのでした。ところで料理というのは食材を活かすのには調理法が大事だというのは周知の通りです。例えば、極上のフィレ肉を味噌汁に入れたらどうでしょう?おそらく台無しになってしまうと考えます。ソレと同じように、サクラシメジの本領を発揮できない調理法だった可能性があるのです。どらねこはネットで情報を収集したところ、サクラシメジは里芋と甘辛く煮ると本領を発揮する事を突き止めました。
早速、サクラシメジを収穫します。
先ずは、材料から・・・
材料:サクラシメジ・里芋・インゲン
調味料:酒・みりん・だし・醤油・砂糖
さて、調理にうつりましょう。
まず、鰹だしを採っておきます。そのだしでインゲンは色よく煮あげます。皮を剥いた里芋はした茹でしぬめぬめを落としておきます。次に、綺麗に洗ったサクラシメジも下ゆでし里芋と合わせます。
鍋に酒、みりんを入れ、煮立てサクラシメジと里芋を加え、ひたひたになるぐらいダシを入れ、砂糖を加え火にかけます。砂糖はお好みの甘さにすると良いでしょう。砂糖が溶けたら灰汁をとり、醤油をしっかり加え、鍋の底に調味料がとろとろになるぐらいまでしっかり煮詰めます。
キノコのほろ苦さを里芋が吸い、里芋のぬめりがキノコの灰汁を吸着しキノコ本来の旨みを際立たせます。コレは本当にお勧めですよ。
おまけ
■どらねこキノコミュージアム?
カバイロツルタケ
タマゴタケによく似た樺色のキノコタン。食用ですが、この手のテングタケの仲間は毒キノコが多いので注意してね。
アシボソノボリリュウタケ
素敵なハート型のキノコ。歯痕
*1:おそらくkananakaさんはそんなもの奪うつもりも必要性も無いと思われる。