ぴんぴんころり

病気になって寝たきりになり、介護が必要となったり、循環器疾患や糖尿病などを悪化させ、薬物療法・ペースメーカー・透析などなど高額医療の対象となる事で医療費や社会保障費が跳ね上がってしまうという。
そんな中、死ぬちょっと前まで元気に動いていて、具合が悪くなってからすぐに亡くなってしまうと謂うぴんぴんころりに注目が集まったと謂う。それを理想とする施策なんかも考えられてるんじゃなかったっけか?
ところで、ぴんぴんころりを誘導するためには所謂生活習慣病に陥りにくい生活をする必要があるのだと思う。
大抵は太っている人の方がリスクが高い。
では痩せればいいのだろ?となると今度は死亡率が高くなってしまう。ようするに、やせすぎると感染症に罹ったときに体力が足りなくてそのまま死んでしまうのだと思う。
長生きを重視すればちょっと太っていた方が良いけど、そうなると生活習慣病を誘発しちゃって医療費はかかるし、長生きだから社会保障費もかかってしまう。じゃあどうすればよいの?
本当にぴんぴんころりを薦めるのであれば、あまりものを食わないで痩せていて貰うのが手っ取り早いのだと思う。
それが良いことなのか悪いことなのか?それは社会が決めることだろう。
尊厳のある死云々の議論があるが、実はその話もこの延長線上にはあるとおもう。病院はさ、別に無理して延命したいんじゃなくて、命を大切にする場所だからだ。それは誤解されちゃいけないところ。
お金だけを考えるわけじゃないが、持続可能なのかどうか?それが本人にとって幸せなことなのか?そう簡単には決められない問題だ。
せいかいなんてないんだよね。