自分はいーやとか思わないようにしよう

つい先日東京へ遊びに行きました。
実家に帰るたび新しい建物が完成していて、幼少期に見慣れた風景は記憶が失われるよりも早くその姿を消していくように感じられます。そんな自分も確かに在るのですが、新しい建物、交通網が完成していく事にワクワク感を持つ自分もいて、勝手だなぁなんて思ってしまったりもするのです。
そんな新しい建物に足を踏み入れると、中は真っ暗。いや真っ暗と謂うわけでは無いみたいですが、明るい戸外に慣れた目には暗すぎる館内に思わず立ち止まってしまいました。
確かに東京では節電が謳われ、駅ではエスカレーターが鎖で遮断され、案内用の液晶ディスプレイは電源が抜かれていたりしました。これ程深刻な状況なのか・・・。しかし、なんでここまでくらいのだろう?もしかしたら、この新しい建物は館内に強力な照明を備えているため、太陽からの採光をあまりあてにしていないからかも知れません。
太陽ギラギラで暑い日中は、冷房需要による電力消費増が心配されるのに、折角ギラギラ明るい光を有効利用できないと謂うのは勿体ない気もいたしました。電力が十分に供給されることを前提に色々と作られている一つの事例なんでしょうね。

■どこまで節電できてるのかしら
東京の街中では至る所で節電の様子を見ることが出来ました。これでどの程度の節電になっているのかしら?問題はピーク時電力だと思いましたので、東北電力及び東京電力の最大電力需要の推移を調べ、震災後と昨年同時期を比較してみました。データは一般社団法人電力系統利用協議会に掲載されている資料を参照いたしました。


曜日補正を行ってないグラフですが、昨年の需要を上回る事は今のところ回避出来ている事がよくわかります。とはいえ復興に伴い、節減幅も狭くなっているように見えますね・・・
今夏の最大供給量の見通しは、東北電力で13700 MW、東京電力で53800 MWだそうなので、ちょっと心配です。
データの解釈に自信はありませんが、鶏和え酢、自分一人ぐらいなら・・・とは思わずに取り組もうと思いました。