マクロビオティックに関する論文を読んで(前編)

東京農業大学の学生さんが書いたマクロビオティックに関する卒業論文を読みました。

マクロビオティックに関する卒業論文
http://homepage.mac.com/asian_highway66k/FileSharing8.html

上記から論文の本文とアンケート結果それぞれのpdfを見ることができます。

ちょっと見過ごすのはためらわれるような内容と、知らない方には誤解をもたらすような内容が書かれていたようにどらねこには思われました。

■オカルト研究ではないので
弁解みたいな感じになりますが、オカルトを研究する学科の卒論であれば、採り上げる事もありませんでした。所属する東京農業大学の国際農業開発学科のweb ページを開き、学習内容を確認したところ、科学を学ぶ旨の記載がありましたので、批判的に言及することに致しました。論文では科学的な考察がされているように見えなかったからです。
http://www.nodai.ac.jp/int/develop/study_what.html より

何を学ぶ?
 農業のグローバリゼーションの特質や実態などについて、とくに途上国の視座に立って探究し、授業からは論理的・多角的に、実習や研究室の調査研究活動では実践的に学ぶことができます。また、文化や価値観の多様性に関する理解が求められるため、国際関係の授業、海外農業事情論、文化人類学、アジア・アフリカの文化などの科目が一般教養的授業科目に配当されています。  
 学生が海外実習および研究フィールドとして選定する地域は広範囲に及びます。そこで、必修の英語をはじめとして、多くの外国語を配当し、調査・研究フィールドに見合ったコミュニケーションツールの習得が可能となっています。
 1・2年次には自然科学と社会科学の両領域で、基礎的・概論的な科目を学びます。社会に出て専門家として力を発揮するには、自分の専門分野を明確にし、その実力を身につけることが大切です。そこで、3 年次からは、専門別の研究室を選択し、4 年次まで、より専門化した応用科学の科目を学びます。

■論文の構成
日本の現況とその問題点を指摘し、その為にはマクロビが有効なのではないかと考えるが、万人には受け入れられにくいと推察する。それを受けて、マクロビオティックを取っつきやすい物にしたい、と研究目的に掲げている。
マクロビオティックはどのような物なのかをはじめに説明し、実態調査としてアンケートを行っている。
アンケートの結果を受けて考察を行い、マクロビオティックの今後をまとめに記している。

どらねこが違和感を持った部分を切り出し、その都度指摘を行っていく形式を採りたいと思います。本文のはじめに示したページからpdfで読むことが出来ますので、必要に応じて参照していただければと、思います。尚、引用文中の強調はどらねこが行ったものです。

■背景部分で気になったところ

p2-3
世界が物質的に便利になることと引き換えに、歴史と伝統に根づく習慣や固有の文化までも失ってしまっては、真の豊かさを手に入れたことになるのだろうか。新聞やニュースなどで毎日のように報道される凶悪事件や自殺、いじめ、環境問題、健康問題などがそれを物語っているように見える

疑問を持つことが研究の始まりですので、この疑問自体は問題ないと思います。但し、その疑問が妥当な疑問であるのかを問う事も同時に求められるとどらねこは考えます。

p3
イタリアの食がファーストフード(fast food)に食いつぶされるという危機感から、自分たちの食を見直し、守りたいという考え、「スローフード運動」が生まれた。
<中略>
人々の関心が伝統的な食事、素朴でしっかりとした食材、有機農業、健康によいものへ向かい,その後スローフード運動は世界各地に広がり、日本にも紹介された。スローフード運動から発展して生まれた考えが、スローライフ運動である。スローライフとは、人生を豊かにすることを目的とした持続可能なライフスタイルのことで、スピードや効率・成果ばかりを重視するあわただしい生活や働き方・経済のあり方を見直そうという考えを実践するものでもあるそうで、1990年ごろからヨーロッパを中心に広がり始めている。

どらねこが気になったのはこの件です。→【人々の関心が伝統的な食事、素朴でしっかりとした食材、有機農業、健康によいものへ向かい】
人々の関心が健康によい物にうつる事自体は歓迎出来ますが、本当にそれらは健康に良いモノだといえるのでしょうか。伝統的な食事や有機農業が良いモノであるという前提で語ってしまっているところが気になります。なぜなら、いくら丁寧に論を積み重ねて妥当に見える結論を導き出したとしても、それは前提条件が正しい場合にのみ意味を持つからです。

■『論文著者がマクロビを採り上げようと思った理由』より考える

p3
著者は,一昨年の夏、沖縄県大宜味村でマンゴー栽培に従事する大城厚さん宅に農業実習でひと月お世話になった。そこでは、その考えに基づいた「マクロビオティック」という食生活を実践していた。食事は玄米とお味噌汁を中心に、魚介類を除いた動物性食材を一切用いない料理の数々であった。

p4-5
大城さん宅で体験したマクロビオティックは、初め宗教かと間違えるほど自分の目には異質なものに感じられた。中でもそう感じさせる大きな原因としては、「肉を食べない」という食生活にあったと思われる。しかし、様々な本や資料を辿るうちに、「がんが治療に利用されている」や「アメリカ大統領も取り入れている」など、マクロビオティックが初めの想像とは全く違う存在なのかもしれない、と考えるようになっていた。しかしいくら本を読んでも、資料に目を通してもマクロビオティックを実践されている方の実態というものは見えてこず、非常に取っ付きにくい印象のみが残っていた。
本研究では、実際にマクロビオティックを実践されている方の情報を聞く事により、心と体に起こる変化や実践者がマクロビオティックのどこに魅力を感じ、実践する上で何を問題としているのかなどといった、実践している方にしか感じ得ない情報をまとめる事で、これから始める人にとって少しでもマクロビオティックという食事の方法が取っ付きやすいものになればと思い、今回の研究を行う事とした。

これはどらねこの推測になってしまうのですが、実習先で親切にしてもらった家族の薦めなので、肯定的に受け取たのかもしれません。彼らのライフスタイルに憧れを持ったのかも知れません。実習の余韻が残っているうちに、肯定的に紹介する資料を手にしたとしたら、其処に書かれている内容は懐疑的に見ることは困難なのかも知れません。


マクロビオティックの歴史について概説部分に違和感

p-6
1970年代、アメリカは生活習慣病の患者が急増し国民医療費は膨大な額に膨れ上がり、「戦争ではどこにも負けないが、病気で滅ぶ」とまで言われ、非常に深刻な状態となっていた。その状態を打破するために、マクガバン上院議員を委員長とする上院栄養問題特別委員会が設置された。委員会は約二年に渡り19世紀以来の欧米諸国の食事内容の変化と病気の変化の追跡や、また世界中の国・民族・宗教団体の食事の内容と健康の関係などについても、歴史・地理的な分析を含みながら、様々な資料をもとに調べ、約5000ページにも及ぶ「マクガバンレポート」としてまとめた。
注目すべき点は、以下にあげる。
・ 現代の三大死因である、ガン、心臓病、脳卒中の原因は食べ物にあること
・ 最も理想的な食事は、元禄時代以前の伝統的な日本人の食事である

日本食の良さをアピールする文章に登場することの多いマクガバンレポートですが、日本では実態が歪められて伝わっている事が多いようです。マクガバンレポートの嘘については町田さんの以下のエントリで詳しく分析されています。
火薬と鋼−マクガバン・レポートの真実

簡単に謂うと、いわゆるマクガバンレポートは5000ページもなく、元禄時代以前の伝統的な日本食を礼賛する記述自体の存在を確認できないという事です。誤ったマクガバンレポートが伝わったのには、今村光一氏の著書の影響であると考えられます。論文を書く場合には原典を参照する事が大切であるとよく分かりますね


■マクロビのキーワードに違和感

身土不二について書かれた部分にも違和感を持ちました。

p-7
古くは「四里四方のものを食べれば健康でいられる」と言い伝えていたそうだが、食料の大部分を輸入に頼る現代日本においては、非常に難しいものとなってしまった。しかし、身土不二の考え方からすると、我々日本人にとって外国産の食べ物よりも、国内産の食べ物、さらには地場で生産された食べ物を摂った方が人と環境にとってよい影響があるとマクロビオティックでは考えられている。こういった考えは産地地消などといった考えにも通ずるものである。

まず、四里四方の物を食べる事でヒトが健康になるという事から疑わしいと考えます。住んでいる地域によっては土壌に含まれるミネラルや水質に問題がある場合があります。そのような地域では土地の物ばかり食べる事が原因で微量栄養素欠乏や過剰症により病気になってしまう事がありました。これは風土病と呼ばれているものです。次に産地地消と書かれていますが、これは地産地消と同じものと考えれば、身土不二とは似て非なるものです。この事について、以下のエントリで詳しく解説を行っております。興味のある方は読んでくだされば嬉しいです。

【とらねこ日誌−身土不二関連記事】
http://d.hatena.ne.jp/doramao/20130207/1360206014
http://d.hatena.ne.jp/doramao/20130204/1359972843

次に、一物全体の記述に書かれていた科学に対する理解について違和感を覚えました

p7
物事を分断・分析していく現代科学に対する反省として「全体は部分の総和ではない」という事が言われるようになった。

これは的外れな批判であるとどらねこは感じます。一見そのように感じるような事例は身近にあるかも知れません、例えば特定の栄養素をとりだして、体に良いかの如くテレビ番組は紹介したりしますから。でもそれは現代科学がそう主張しているワケではないですよね。もしかしたらそれとも別の理由でそう思うのでしょうか。何れにしてもそれ誤解であると思います。
『全体は部分の総和ではない』という主張自体は特段おかしなものでは無いと思います。実は現代科学も部分よりも全体でどのように振る舞うのかを求めていると私は考えるからです。では、なんで物事を分断・分析しているという主張に尤もらしさを感じてしまうヒトが居るのでしょうか。それは、現代科学は全体がどのように振る舞うかより正確に予測し、記述をしたいと考えており、その為に個々のパーツを正確に理解する事を大切にしているからだと思います。個々のパーツがどのような性質をもってどのように振る舞うかを理解していないと、問題が生じたときに正しい対応が出来ないでしょう。原理が分からないのに手を出しても上手くいくことがあるかも知れませんが、それは誠実な対応とはいえないと私は思います。

p8
米の成分を分析してみると、白米へ精米される際に削ぎ落とされる「米ぬか」の部分には、ビタミンやミネラル、食物繊維などが豊富に含まれている事が知られている。
玄米は白米に比べて約60倍もの食物繊維が含まれており、白米ではほとんど含まれないビタミンEが豊富に含まれるなど、数多い食べ物の中でも「完全食」に近い食べ物と言われている。

どらねこは一つの食品をとりだして完全食という表現を用いる事自体に違和感を持ちます。玄米は確かに、色々な栄養素をそれなりに豊富に含むため、有用な食材ではあると思いますが、アミノ酸バランスではリジンが少なく、ビタミンC、ビタミンB12及び、ビタミンD、などを含まないため、それだけを食べていて生きていくことはできないでしょう。

p8
また砂糖(白砂糖)や化学調味料など精製し、製造される食品についても同じ事が言える。砂糖の場合、原料となるサトウキビやテンサイなどの甘みの成分のみを抽出して製品化さるが、製造過程で本来含まれる人間に必要なミネラルなどの栄養素が欠如し非常にバランスの悪い食材へと変わってしまう。

砂糖は厭くまで、甘味料や調味料として用いられている物であり、必要なミネラルの補給源として想定されている物ではないと思います。他の食べ物からミネラルは補給できるからです。マクロビオティックの白砂糖に対する言説の不当性を以下のエントリで論じております。

【とらねこ日誌−砂糖は本当に危険なのか関連記事】
http://d.hatena.ne.jp/doramao/20120608/1339122588
http://d.hatena.ne.jp/doramao/20130923/1379923576

p-8
牛乳にはカルシウムがいっぱいで飲まないといけない。俗に牛乳神話などと呼ばれているが、そう思っている日本人は多くいるのではないだろうか。アメリカでも以前はそういった時代があったが、マクガバンレポート以来牛乳は週に2,3度程度の摂取が適当とされている。マクガバンレポートが報告された経緯は先にも述べた通りであるが、日本では依然として牛乳をはじめとした乳製品の摂取が推奨されている。しかし、現代日本は1970年代のアメリカと同じように、生活習慣病が増加し、それによる死亡率が増加の一途をたどっている。

ここにはありませんが、マクロビ関連の本には牛乳は骨粗鬆症の原因になっていると書かれていたりします。しかし、その主張には裏付けが無いばかりか、逆に牛乳を飲むことで骨粗鬆症や高齢者の骨折予防に効果があるといえる日本人を対象としたコホート研究の結果が存在します。牛乳は神話にする必要はないですが、我々の食生活に有用な食品であるのは間違いないとどらねこは考えます。もう一つアメリカでも牛乳は週2、3度程度を推奨と述べていますが、ソースが書かれておりません。本当なのでしょうか?少なくともどらねこの認識ではそのような事はありません。

こちらのページからアメリカの2005年版の食生活指針を見ることができます。

この冊子のp53には目標エネルギー摂取量毎の食品配分の目安が示されております。

Appendix A-2 USDA Food Guide より

牛乳*1は毎日飲むことが推奨されているのが分かります。

日本のコホート研究については此方に書きました→とらねこ日誌−モーいちど骨粗鬆症と牛乳

p-9
動物性食品を推奨する日本の現代栄養学はドイツの栄養学をそのまま当てはめたものである。
<中略>
仮に、現代の栄養学が正しかったとしたら、生活習慣病の増加はどのように説明するのだろうか。アメリカでは食生活が生活習慣病に大きく寄与していると結論づけられている。日本では戦後の食生活の欧米化に比例して生活習慣病が増加している事から、食の欧米化・現代の栄養学の間違いが、我々の健康に悪影響を及ぼしていると考えられる。日本人は古くから一汁三菜(米を含む雑穀類を中心に豆類、漬け物や煮物、味噌汁など)を基本とした食生活を送ってきた。それこそが日本という環境に適した食生活であったからである。味噌や醤油、納豆、漬け物などの発酵食品や海藻、魚などの魚介類に恵まれ、動物性の食品に依存しなくても十分に健康的な生活を送る事が出来ていたのだ。そのように考えると、日本人の食を本来の穀物菜食に戻す事がどういう意味を持つのかがわかる。

日本の栄養学に誤りがあるように書かれておりますが、これは妥当なものでしょうか。これは簡単に反論することが出来ます。
その1:生活習慣病の増加は推奨された食事内容、摂取量の逸脱が影響している。
→国民健康栄養調査を見れば分かりますが、塩分や熱量の過剰摂取をされている方が存在します。推奨量を大きく超えた方がいれば生活習慣病が増加しても不思議はありません。栄養学が妥当であっても守られなければ効果がないですものね。
その2:生活習慣病の増加は寿命の延伸に関係している。
→昔の日本人の平均寿命は短く、生活習慣病になる前に亡くなっていたとも考えられる。それ以前に、健康の指標は寿命を優先する方が妥当ではないでしょうか?その場合、現代日本の食の方が十分に健康的だと考えられますね。

因みにここに書かれているように、昔の日本食は味噌や醤油、納豆、漬け物などの発酵食品や海藻、魚などの魚介類に恵まれた健康食だったのでしょうか。どうやらそんな事は無かったみたいです。また、身土不二の原則を守るのであれば、海のない地域に住んでいた方は魚を食べられなかったことでしょう。食の実際については下記のエントリで考察しております。

【とらねこ日誌 栄養のお話その2

■次に5つのキーワードの終わりにこのように書かれておりました。

p11-12
マクロビオティックは以上5つの柱からなっており、どの要素もマクロビオティックを考える上では欠かす事のできない事柄である。また、マクロビオティックは実際に口に運ぶ食べ物だけでなく、調理の方法についても言及しており、一番体に優しい調理法は木炭を使った調理法であるが、現代社会では現実的でないためにガスを使う事がよいとされている。電子レンジや、近年普及が進む電気式のコンロなどは、自然の調理法に逆らうという意味でマクロビオティックでは推奨されていないなど、食全体に様々な考えが生きづいている。

なぜ、電子レンジが良くないのでしょうか?さっぱりわかりません。もしかしたらマイクロ波の原理を理解していないからかも知れませんね。電子レンジについては下記エントリで言及しております。

【とらねこ日誌−電子レンジは危ないの?

さらに次のように述べております。

p12
年の「キレる」青少年の増加は、そういった現代の食生活が問題であったという内容の研究報告もあがっている。コンビニ食やファーストフード、ジャンクフードなどの影響は微細なミネラル変調となって現れる。その変化が神経作用と密接な関係にあるのは、亜鉛不足の若い人に味がわからなくなる味覚障害が多発している事でも知られている。そのように考えると、質の悪い食事をしている青少年が「キレる」のも当然に思える。
学校給食なども、日本人に合った栄養学をもとに作られて居るところはまだ少なく、いまだに欧米の日本人に合わない栄養学をもとに作られているところが多い

「キレる」青少年というのは産経新聞などでもよく目にする記述ですが、本当に増えているのでしょうか。青少年がそんなに「キレる」のであれば、少年犯罪はきっと増えていることでしょう。ところが実際のデータでは少年犯罪は増加しておりません。これについては、少年犯罪は急増しているか(平成19年度版)を参照してください。
さらに、日本人に合った栄養学を元に給食が作られていないと述べていますが、これは事実なのでしょうか?この論文の執筆された当時は、日本人の食事摂取基準2005年版という書籍が刊行されておりました。学校給食の栄養基準量もこの本の考えに準拠していると考えられます。この日本人の食事摂取基準はなるべく実証的な研究データを元に必要と考えられる栄養素が充足できるように作られた物です。論文の選定もなるべく日本人の被験者が用いられたものを優先してあります。これは当時としては日本人に最も合った栄養学に基づいた指針であったといえるでしょう。妥当なデータを提出せずに、自分たちの主張は優れているというのは怠慢以外の何者でもないと思います。

■ここまでのまとめと次回について
論文の目的はマクロビオティックをとっつきやすいものにしたい、というものですのでマクロビの主張を批判的に見られないというのはある意味当然だとは思います。しかしながら、論文として求めるのであれば、その主張の根拠となる文献を調べる必要があります。本文では自明の如く書かれている主張が、自分のものであるのか、参考文献による物なのか出所が明示されておりません。また、巻末には参考論文があるのですが、マクロビそのものについて書かれた書籍は1冊という状況であり、通常の栄養学について書かれた著書は一冊も参照されていない状況です。一般に受け入れられていない主張を皆に説得力を持つ形で説明を行うのであれば、その前提について根拠を示す必要があるのは当然だと思います。
学部生の論文とはいえ、選んだテーマがテーマなのですから、そこは怠ってはならない部分だとどらねこは考えます。
今回は、テーマを選んだ背景やマクロビに対する考え方などに言及しましたが、次回はアンケートから興味深い部分を紹介したいと思います。ある意味こちらは参考になりました。

*1:アメリカでは無脂肪あるいは、低脂肪のミルク、乳製品を推奨しております。これは飽和脂肪酸摂取量を減らすことに重点をおいている為です。カルシウムの供給源としての牛乳はとても重要な物と考えられています。本文中ではベジタリアンに牛乳摂取を推奨する記述も見られます