山菜日和

残っていた雪もだいぶ減り、山の桜もようやく散り始めた頃、どらねこの山菜シーズンは幕を開けます。
タラノメ、コシアブラから始まり、今週末は待ちに待ったウドの採取に山へ向かいました。


■ウドを採ろう
どらねこが一番大好きな山菜は?と聞かれたら本当に迷ってしまいますが、山々で採れるウドは一番候補の筆頭格です。天ぷらや酢味噌和えにすれば、一気に500gほども食べてしまうぐらい大好物なのです。さて、そんな素敵なウドはどうしたら採ることができるのでしょうか。
一般にウドは日当たりの良い山の斜面などに生えてくるのですが、柔らかい土が露出しているような土壌を好むようです。山には入ったら闇雲に探すのではなく、そうした条件に合致したところに注目すると良いでしょう。上手くいけばこのようなウドを見つける事ができるはずです。



今年はとても寒い日が続いていたので、ウドはあまり大きく成長しておらず見つけるのも大変です。そんな時はウドの新芽だけでなく、冬に枯れてしまったウドの茎をヒントに探す事をオススメします。




赤い矢印の枯れた茎がウドのものです。似たような太さのイタドリの茎などもありますが、色が薄いことと、表面に短い毛がある事で見分けが付きます。
茎の根元に被さっている葉っぱをめくると・・・





ちっちゃいウドの新芽を見つける事ができました。しかし、これは小さすぎて収穫対象にはなりません。次回を楽しみに他のウドを探します。運が良ければこのような柔らかくて美味しそうなものを見つけられることでしょう。





ヨブスマソウ
今回はウドにはちょっと早かったようで、収穫も十分でありませんでしたから他の山菜も採ろうとどらねこは企みました。
ウドに比べると馴染みの薄い、ヨブスマソウという山菜に挑戦します。コチラの方言(?)ではボウナとかボンナなどと呼ばれたりするもので、お浸しにすると、シャキシャキの食感と春菊を上品にしたような香りが鼻をくすぐる隠れた人気者です。





今回はカタクリなど小さくて可愛らしい花が咲き乱れる斜面でヨブスマソウを探します。
基本的に採りやすい場所に生える山菜なのですが、あまり山菜採りの経験が無い人では目の前にあっても気がつかないまま素通りしてしまうみたいです。どらねこに同行した妻はヨブスマソウを目の前にして「どこ?どこ?」と少しキレ気味に探しておりました。
で、コレがヨブスマソウです。





えっ、コレって食えるの?と思った方が結構いらっしゃるかも知れませんが、どらねこも昔は同じようにスルーしておりました。
慣れてくると、周りを見渡すと目的の山菜が浮き上がって(イメージ)見えてくるので、短時間で結構な量を収穫できるようになります。今回はヨブスマソウとアザミ、コゴミなどを30分ほど採取しました。


■収穫そして
今回の収穫はこんなものでした。






やっぱり王道の食べ方はコレでしょう。





疲れた体にビールがしみわたります。ぷは〜