新年明けたら次の年

皆様、あけましておめでとうございます。今年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
これだけの内容ではなんなので、急に思い出したことを書きます。
アクエリアスってアイソトニック飲料を売り(?)にしていますよね。『アイソトニック』って体液とほぼ同じ浸透圧を持つ電解質ですよって意味で使われている言葉なのだけど、ある時、粉タイプのアクエリアスの配合を見てちょっと疑問に思ったのですよね。それで、浸透圧を概算してみた。
そしたら、浸透圧200 mOsm/L ぐらいで、「あれっ?」っと思ったのですね。消費者相談室に電話して聞いてみたら、アクエリアスのボトルとパウダーは浸透圧が違います、というお返事を頂いたのね。細かい数字は失念してしまいましたが、大体200 mOsm/Lを少し超えるぐらいだったと記憶してます。
だからなんだ!という話なんですけども、子供が下痢などで脱水症状予防の為に飲ませるのだとしたら、ボトルの飲料より、アクエリアスパウダーの方がハイポトニックだから吸収が良いかもしれませんぜ、という話です。
消化管が不調のときは体液の浸透圧より低い経口補水塩を飲むと良いというのは浸透圧が低い液体の方が吸収されやすいからです。あまりに浸透圧が低いと薄まった体液を元に戻すため、体は水分を対外に排出するように作用しますから、程よい浸透圧が急いで水分補給をしたい場合には都合がよいのですね。