血液型メニューであやまる
(更新ネタが無かったのでボツっていたものを引っ張り出してきました。あまり役立ちません)
ポニョ子「ついでに、ABOランチとか言って血液型別にメニューを分けたリ。几帳面なあなたにはちりめんじゃこがお薦め。一匹一匹お箸でつまみ上げて食べて下さい!」
ミツドン「うん、手打ちにしてやるからそこへなおれ。ここでそんな発言するとは良い度胸だ。」
どらねこ「居酒屋ランチで手打ちうどん、ミツドン君それアリだよ。鶏和え酢、AB型のメニューということで……」
ミツドン「謝れ! 鶏和え酢、ほたるいかの人に謝れ!」
鶏和え酢、ほたるいかの人に謝ろうとおもったどらねこだったのですが、血液型ダイエットって何処かで見たことがあったような気がしました。どこだったかなぁ・・・
Peter D'AdamoのEat Right 4 Your Type
日本人にダイエットというと、痩身法を思い浮かべる方が多いと思うけど、ダイエットはもともと食事や食べ物って意味で、このダダモさんのもdiet therapy・・・食事療法の意味合いね。
これは「血液型によって望ましい食べ物があるんですよ、それを守れば健康に暮らせますよ」という主張のようです。(はしょりすぎ?)
↓が氏のウェブサイト。なんかすげ〜もっともらしい構成ですね。
http://www.dadamo.com/
彼はこんな経歴らしい
Naturopathic doctorate (N.D.), Bastyr College, Seattle WA, 1982 (the first graduating class)
自然療法博士ですか。
この学校は現在はUniversityになっているようだ。東洋医学や針治療、栄養学に助産学、運動科学や自然療法、ハーブなどなどを学べるようだ。
ABOで何が違うの?
斜め読みしてみたけど、何謂っているのか実はよくわかりませんでした。(わかる意義も見いだせませんが)
食物中の植物性凝集素があってそれが血液(?)に反応すると良からぬ事があるという設定らしく、その反応を最小化するのが目的のようなのだ。血液型毎にその反応性が異なるから、血液型によって向いている食品向いていない食品があるのですよ、という事らしい。(たぶん)
糖鎖に結合活性を示すたんぱく質をレクチンと呼ぶが、生の豆を食べて中毒というのはコレが働くことによる。血液細胞が凝集し、時として命に関わる事もある。白インゲン豆ダイエット事件は記憶に新しいところ。
このレクチンは十分な加熱によって毒性は失われるし、消化管から分泌されるたんぱく質分解酵素に分解され、その活性は殆ど失われてしまいます。
みんなが普段食べているような安全な調理法や食事法に従っていれば、彼らが主張する血液を凝集させる心配はほとんどないでしょう。不十分な加熱でインゲン豆を食べるというような誤った食べ方や、レクチンそのものを血液中に注射しない限りそんな危険性はありません。
食べたら有害なレクチンを含んでいるものは、食品ではなく、毒物として認識されておりますので心配しないでよいでしょう。
各血液型の特徴
血液型によって食物に向き不向きがあると謂いたいことはわかった。じゃあその根拠は?
なんと、血液型によって食物代謝に違いがあるというのが彼らの主張のようなのだ。読んでいてちょっと懐かしくなりました。(日本人は腸が長いというトンデモ)
A型
20000年くらい前に起源を持つ農耕民族。もちろん野菜や穀物が適しているから、肉由来のたんぱく質の多い食品は控えめにしましょう。
O型
O型の人がはじめに現れた。攻撃的なハンターで胃酸の分泌レベルが高く、たんぱく質の多い食事が適している。
B型
モンゴルなどの遊牧民族で1万年くらい前が起源。ミルクを飲むと良い。
AB型
1000年くらい前に現れた新しい仲間。AとBの中間。
かなりはしょっているけど、内容はだいたいこんな感じ。
性格どころか人体の構造(代謝機能)と血液型が関係しているという主張はあまりにもぶっ飛んでいる。
トンデモすぎてついて行けない・・・
日本で流行ったらどうしよう。