そんなもんです

『最近、インターネットの利用者が増えていますが、あなたは、情報や知識を得るために、新聞はこれからも必要だと思いますか、必要ないと思いますか。』
どらねこがもし、こんな質問をされたらどう答えるのかを考えてみた。
おそらく、「必要だと思う」と答えただろう。
質問調査のワーディングはとても大切で、ちょっとした違いで、まるっきり正反対の回答が引き出されてしまうことがある。
上記の質問であれば、以下のようにちょこっと変更するだけでどらねこは全く異なる返答をするだろう。
『最近、インターネットの利用者が増えていますが、あなた自身には、情報や知識を得るために、新聞はこれからも必要だと思いますか、必要ないと思いますか。』
どらねこの答えは「必要ない」となる。
前者に於いては、自分だけでなく、他者の事情も想定して答えている。
広義の電子媒体に関連する情報格差問題が思い浮かぶからだ。
どらねこの身近にはパソコンに触れたことの無い人が結構居るのでそういった人には今後も情報や知識の収集手段として新聞は大変有効であると考えるからだ。
後者については、どらねこ自身新聞をとっていないが、不便を感じたことが殆ど無いため当然の回答となる。

もし、どらねこが新聞社から新聞の必要性を調査して欲しいと依頼されれば、前者の質問文を作成しただろう。
そんなのは当然である。
設問に於けるワーディングの重要性を習うのは高等教育が初めてという人が多いと思う。
義務教育でもこれらの重要性を実感してもらう機会を設けて欲しいと思う。
朝三暮四が出てくる話のあとに絡めるとかね。