自然な不自然

ずいぶん昔の話ですが、『カレールウのパッケージがおかしいよ』と謂う指摘をした投稿写真を見かけた記憶があります。そのネタを見た時に爆笑したことを思い出しました。それはオタマでルウを掬っている絵柄なのですが、普通に盛りつける場合にはあり得ない状況がそこにはありました。

清潔感漂う盛りつけ風景ですが、何かがおかしいです。

そうですね、普通はこのように底にルウが付着するはずなのです。
でも、なんとなく下の画像だと絵柄的に美しく見えないような気がします。これがあたりまえのはずなのですが、あたりまえをそのまま提示できない社会の圧力に暗澹たる気持ちとなった事を覚えております*1
そう謂えば、学校案内パンフレットを作成するときに写真用料理を作成したことがありましたが、表面に寒天ゼリーをペタペタやったものです。あ〜、世の中は欺瞞に満ちあふれている・・・。
ん、まてよ・・・。
そういえば、最近のカレールウはどんなパッケージだったかしら?
気になったら調べてみるのがどらねこです。早速大手食品メーカーのパッケージを確認してみました。

カレーはハウス。ハウス食品の主力商品にはルウをすくう様子は映っておりません!!

個人的にはグリコのレトルトカレーが好きなんですが、さてカレールウはどうでしょう・・・。これもレードルがうつっておりません。もしかすると、底が汚れていないのはおかしいぞっ!!と謂う消費者の指摘に屈してしまったのでしょうか?モンスターカレー好き恐るべし・・・。いや、まだまだ諦めてはイケナイ。中小メーカーも調べないと。

ううっ、やっぱりうつっていない。
ココには載せませんが、他のメーカーの商品(オーサワジャ○ンのマク□ビカレーも)も調べたどらねこですが、見つける事ができませんでした。
最後の希望を旨にS&B食品のページを開いてみました。

ああ・・・やっぱり。不自然を不自然と見抜く消費者の圧力により底が綺麗なレードルは絶滅してしまったのでしょうか?


・・・

諦めムードの中、S&Bサイトをいじっていたどらねこの目に飛び込んできたのは次の画像でした。

少し控えめな写り方ではあるものの、いまにも流れ落ちそうなルウを支えるレードルの底はピカピカに輝いて居るではないですか。
不自然なレードルは絶滅していなかった!!
だけど、油断はできません、近頃の子供*2は大人以上にませていると謂うではありませんか、どうか日本全国のお子様達、この不自然を見逃してやって下さいませ。綺麗なレードルは絶滅寸前なのですから・・・

*1:うそです。ゴメンモフ。

*2:インチキ世代論みたいだなぁ