自分に問いたい

 8月に選挙があるらしい。
 それに関連したことをちょこっと書いてみたい。自分の頭の中はごちゃごちゃだし、勉強不足も甚だしいからだ。
 過去の自分、投票行動を考えてみると、20代前半は「この人」だからという理由だった。20代後半は政策だった。最近はどうなのだろう、他の人の動向を気にしての選択の余地が入りこんできている。というのは、どうしても当選して欲しくない人がいて、その対立候補がいたとして、実はどちらも自分にとって望ましくない政策を訴えている。そんな時どうしたらよいの?
 当選しそうもない第3の候補者が一番考えに近い政策を掲げていたとしよう。昔の自分だったら迷いもなく第3の候補者に投票していたが、最近は対立候補に投票してしまうこともある。それで良いのであろうか。
国民主権
 国民の意思によって設立された政府により国が運営されるという考え。
 自分の場合はどうなのであろうか、確かに前述した投票行動は自分が選んだ行動なのであるけど、これは国民主権で謂うところの意思なのだろうか?国民の半分が消極的に選択した結果誕生した政府はいったいどのような意思のもとに運営が行われるのであろうか。少なくとも、どらねこはちょっとイヤだなぁと思ったのよね。
 ある政党が失策した、とりあえず一回下野して反省なさい、というのは投票行動としてどうかと思うといいたいわけだ。この政党のこの政策、この方針の此処に異議がある・・・ならいいのよね、自分としては。
 自分の意思を示して運営を任せるわけだから、自分の意思は尊重されて欲しいし、実現してもらいたい。では、多くの人の意思を受けて誕生した政府は、果たしてその意思を実現したのだろうか。自分たちが望む方向に進んでいるのだろうか。コレが疑問点。
 例えば、医療と福祉の充実や性差別問題の解決、労働者の権利を守るという問題を考える。希望的観測過ぎると謂われるかも知れないが、これらに真剣に取り組んでもらいたい、これらについて聞かれたら半分以上の人が賛成するのではないだろうか。じゃあ、この問題について政府は十分な取り組みをしてきただろうか?衆院で2/3以上の議席をもった政府が本気で考えていれば、これに関連する重要法案を通すことなど意図もたやすく行われたことだろう。では、経済成長を期待して・・・というのはどうなんだろう。経済成長を期待する理由は自分もその恩恵にあずかる事を期待してのモノだ。多くの人はアメリカみたいな貧富の格差を望んでなんか居ないはずだ。政府のやっていることは大企業優遇政策で、経済、景気対策とセットであった。経済成長、好景気の恩恵は自分たちに廻ってきたのであろうか?
 教育の問題も重要だ、幼児教育の無料化よりも中等教育の無料化を進めて欲しい。アメリカの高校中退問題を見ればそれが大切なことがが分かるはずだから。今後は国民一人一人を大切に皆が一丸となって事に当たっていくことが求められると思っているからだ。
 ええと、何を言っているのか分からなくなってきたなぁ。
 貴方の投票先は本当に貴方の意思を尊重してくれる政党でしょうか。紙を投じる前にもう少し考えて欲しい。そして自分ももう少し考えたい。