考えて暴論

 なんか暴論、暴言を吐けるネタがないかな、とニュースを当たってみたがちょうど良いのがない。日曜日は少ないのかな。スリや空き巣の発生件数は日曜日が少ないとも言うけど、犯罪全体ではどうなのかな。
 犯罪を犯すという言葉って変だなぁ、と思いつつちょっと考える。捕まって有罪判決をうければペナルティーを科されることになるわけだけれども、犯罪内容や属性により周りの人の受ける印象が大きく違うんじゃないかなぁ、と何となく思ってた。今回はちょっと文章にしてみようと思う。
 まず、印象が悪いのが性犯罪。中間管理職のオヤジが痴漢で有罪判決を受けたとする。そうなると会社を解雇されるか、やめざるを得なくなってしまう事が多い。有罪判決を受ける前にそうなるかも。それに比べると、酔っぱらって暴れ有罪を喰らった場合にはそれよりも周囲の反応は悪くなさそうだ。
 で、更に寛容であると思われるのが政治家の汚職だと思う。
 例えば、懲役1年6カ月の実刑判決を受けたとして、政治家の場合では失職後再び当選した事例もあるほどで、その後も影響力を維持し続ける場合も多いようである。それに比べると、性犯罪で1年6カ月の場合、汚職などに比べると世間の風当たりは比べものにならないであろう。
 同じ量刑なのに、その待遇の違いはどこから生まれるのであろうか。量刑自体が不当なのであろうか。政治家として不適当な事をしたと判断されたのですよ。その人に投票した人は判決は不当であると表明したようなものだと受け取られてもしょうがないと思う。でも、そんな裁判所の判断を普段は支持すること多いのでしょ。殺人で起訴されて油剤判決受ければ、その人が犯罪犯したと、みんな納得してるじゃない。変なの。
 あと、社会的制裁を既に受けたから、減刑なんて話もあるけど、裁判官は社会的制裁を計測する物差しを持っているのだろうか。だって判決に影響を与えそうな情報を避けるようにしているのでしょ。なんか変なとこがいっぱいありすぎる。もしかしたら、自分の知識不足カモだが。
 人が人を裁く事には限界があるのは当然だけれど、犯罪と刑罰についてあまりにもわかっていない人が多いのではないだろうか。
 裁判員制度が始まれば、考えるきっかけになるという意見もあるだろうけど、その前にやらなきゃならないことがいっぱいあるよ、時期尚早。というか、勘違いしてるよ。
 犯罪が如何に社会に不利益を及ぼし、本人にも良いことは無いのであると、子供の目で見てわかるような状態にしておかないと、減っていかない物だと思うから。