黒猫から黒猫亭様へのお返事

納豆パスタについて言及しなかった事については深く反省しておりますので、お許し下さいませ。私の場合は、調味した納豆をボウルに移し、そこに茹で上がったパスタを投入し納豆に絡めます。更に盛りつけて、青ネギ(笑)と刻みのりを散らすといった処でしょうか。ごま油をパスタに振りかけるのはありです。
処で、どらねこもミョウガが大好きで、金串に幾つも突き刺して軽く炙り、田楽味噌をたっぷりと塗り込み、香ばしく焼き上げたモノが大好物なのです。コレならミョウガを一度に20個くらい食べてしまいます。ミョウガ単独で食べるのが好きなので試したことが無かったのですが、今度やってみようと思います。
>オレは飯と納豆は十分掻き混ぜたほうが糸が立って美味いと思います。
ご飯にかけるのが嫌いと謂うわけではないのですが、基本的に納豆は納豆だけで食べてしまうことが多いです。というより、ごはん自体をあまりたべませんね。
さて、ここからが本題なのですが、臭い問題の話です。
なんで暗黒面で応答しているのかというと、これから書く内容は検証したモノでなく、どらねこの経験と単なる推論で暴論だからです。どうぞご勘弁下さい。

藁苞納豆を食べようと思ったのは、例の『バイブル的書籍』が切っ掛けでした。当時のどらねこは美味しんぼに書いてある食情報は全て真実だと思っていたので、藁苞納豆を食べずして納豆を語るべからずみたいな妙な意気込みで食材豊富な食料品店に向かったのでした。
さあ、コレが美味しんぼにあった藁苞納豆だ。期待に胸を膨らませながらパカリと開くと、表面に白い析出物がのぞく大粒の豆が姿を顕しました。早速『くんくん』してみます。うんうん、臭わない!独特の臭気がありません、それどころか良いにおいがするじゃあありませんか。(と、当時は感じていた)
これは旨いものだという先入観は、喫食者の感覚にも影響を与えます。もしかしたらそれほどの差は無かったのかも知れません。それでも、臭いは確かに少なかったですね。
その後、藁苞納豆は値段が凶悪だったので、経木に包まれた納豆で我慢することにしておりました。この経木納豆は結構本格派で豆は大粒、濃厚な味でございました。で、この本格派というのが実はくせ者で、品質が一定していないのですよ。ある時は豆の煮え方がイマイチだったり、変に発酵が進んでいたりとか。そういう事が何回かあって、次第に普通のパックの納豆に戻っていったと記憶しております。手作りも善し悪しですよね。
それ以来ほとんど贅沢納豆を口にしていないどらねこですが、最近のパック納豆は臭くないような気がするんですよね。だから、今現在比較してみたら、そんなに明確な差は顕れないんじゃないかと個人的にはおもっております。(いい加減ですが)
最近のパック納豆が以前ほど臭くない理由は、メーカーが所謂アンモニア臭低減の努力をしているからだと考えます。工場での納豆製造の場合、種菌を購入して、それを用いて発酵させるのだと思いますが、この種菌というのは大体同じもので、どのメーカーも菌に関しては似たり寄ったりだったろうと考えます。ところが、最近は嗜好に合わせた納豆開発機運(?)が高まり、たんぱく質分解力の強い菌や、低温で発酵が止まる菌など様々な変異株が選抜され実用化に至ったのだと理解しております。
所謂アンモニア臭低減納豆はこの成果によるものではないかと考えております。もう一つ、あの臭気は温度により発生量が違うというデータも見たことがありますので、しっかりとした低温流通と店内での管理も貢献している可能性もありそうです。